富士山麓を歩け!歩け!⑨―キンミズヒキとクサレダマ
富士山麓で咲いていた黄色い花。バラ科のキンミズヒキは、タデ科のミズヒキソウやギンミズヒキほど細い帯紐ではありませんが、黄色い花は少し大きく目立っています。私がこれまでキンミズヒキと思っていた花よりも、少し太い茎に少し大きな花。これがキンミズヒキだとすれば、今まで見て来たのはヒメキンミズヒキだったということ?
「富士山」はユネスコ世界文化遺産に登録されて、今年(2023)が10周年の記念の年。紅白の水引よりも、さらにおめでたいご祝儀として金水引(キンミズヒキ)の花が贈られていたのかも知れません。
やはり黄色の花を咲かせていたのは、サクラソウ科のクサレダマ。クサレダマとは「腐れ玉」ではなく、マメ科の低木レダマ(連玉)に似た草本だから「草連玉」。しかし、あまりそうとは知られていませんので、クサレダマの名前はちょっと可哀そうです。こんな名前だったら、私はすぐに「忘連玉(わすれだま)」。
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