秋葉街道「大野宿」を歩く⑨―荒沢不動と渡し場跡
前回の「
秋葉街道『大野宿』を歩く⑧」で紹介した赤鳥居がある荒沢不動が祀られているのは、宇連川の左岸。国道151号から見下ろす黒い岩肌を流れ落ちる滝が「不動滝」と呼ばれています。
ここに下りる目印となるのは円柱形の道標。下の方が埋まっていますが、「㔫ほう」「右あき」までは読めますので「左ほうらいじ」「右あきは」と刻まれているはずです。
荒沢不動からさらに下りると、今は吊り橋が掛けられている場所が、かつて「大野桐谷の渡し」と呼ばれた渡し場の跡。つまり、ここがかつて「秋葉街道」と呼ばれた道だったに違いありません。
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