「秋の彼岸」の粟ヶ岳に登る⑱―赤と白のクズの花
粟ヶ岳の道路脇で咲いているクズの花。いかにも「秋の彼岸」にふさわしい花です。
クズの花と言えば、赤紫、薄紫と青紫とが入り混じった花。ところが、木の枝に絡み付き、見上げる高さで咲いていた花は、淡いピンク色。これまでに何度か見たことがあるトキイロクズのようです。
トキイロとは朱鷺(トキ)の羽の色の意味。今や環境省レッドリストで「野生絶滅」の状態にあるトキですから、その羽の色と言われてもピンと来ませんが、学名「Nipponia nippon」の日本を象徴する鳥。
トキイロクズだって、滅多に見られる花ではありませんよ。
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