令和3年(2021)の干支「牛」を探して⑤―天神町の天神社
浜松市中区天神町は、天神社に由来する地名。神社の鳥居前には「邨社天神社」の社号標が建てられ、「神主菅原道真公」。この「神主」とは祭神の意味であり、社殿の前には、菅原道真とゆかりが深いと言われている左右1対の石造の牛が臥せています。
天神様(菅原道真)と牛との関係については、道真が丑年生まれであるとか、大宰府への左遷された時に牛が泣いて見送ったなどの諸説があり、天神社や天満宮で牛を見かけることが多いのはそのため。
天神様を祀る理由には、「天神=雷神」と考え、落雷を怖れたためと言われていますが、今では「学問の神」として受験生などによる参拝が多くなっているようです。
関連記事