2023年12月14日
長野県の天竜川舟着場を訪ねる②―「入舟」の地名
そして、「天竜川通船の由来」と題した解説看板には・・・
明治四年伊奈県の調べでは伊那谷に、五十艘の船があった。同五年、平野村の尾沢辰之助等により岡谷―掛塚間の通船が行われた。(後略)
天竜川の水源地、諏訪から河口の掛塚までは約50数里(約210km)。下りは川任せですが、帰りは帆を張り、風の力を借りるしか手はありません。
やがて、中央線や伊那電気鉄道(現:飯田線)が敷設され、天竜川の通船は役割を終えることになったのですが、一体、掛塚湊までどれほどの数の舟がやって来たのでしょう?