› 自然と歴史の中を歩く! › ウォーキング・ぶらり旅・町歩き › 歴史・産業遺産・寺社・文化財 › 引佐町渋川から県境を越えて⑪―隠し田

2023年02月16日

引佐町渋川から県境を越えて⑪―隠し田

隠し田 渋川寺野に「隠し田」があることを知り、三遠南信自動車道に車を走らせ渋川寺野ICを下りたのは1月18日。ICを下り、寺野の集落とは反対の方向を歩くと、棚田の石積みが見えました。ここが寺野の「隠し田」に違いありません。

隠し田 「隠し田」とは年貢を逃れるため、検地役人に気づかれない山間でこっそりと稲作をしていた田のこと。つまり、脱税行為ですから、もちろんよいことではありません。しかし、田を開拓することさえ困難な山間地では、例えヤミ米と言われようと、自給自足の米は必要な生きる糧です。

隠し田 それにしても、坂道を登って行くと、想像していた以上に多くの田が。そして、きっちりと積み上げられた石垣の美しさにびっくり。

隠し田 これがなければ、寺野に定住する住民はいなかったかも。もちろん、寺野の「隠し田」は、観光のために造られたものではありません。




同じカテゴリー(ウォーキング・ぶらり旅・町歩き)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
引佐町渋川から県境を越えて⑪―隠し田
    コメント(0)