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2022年03月08日

天竜区石神の「龍燈」⑦―菊水の瓦

菊水の瓦 鬼瓦に見られるのは秋葉山の社紋「剣花菱」。これは「龍燈」は秋葉山常夜燈で、堂内には秋葉山の護符が祀られているはずですから当たり前。しかし、鬼瓦の左右にある菊の飾り瓦は何でしょう?

 よく見ると、菊の下には水が流れている意匠。これは、掛塚の旧廻船問屋・津倉家住宅の瓦でも見られ、不老長寿につながる意匠。しかし、ここではやはり火災防止の水を意図した意匠と考えた方が適当でしょう。

 津倉家の瓦でも同じですが、左右の菊のデザインを変えているのは、天皇家の紋章と違い、品種改良が進んでいた菊には、古くからそれだけバリエーション豊富だったということでしょう。




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