2020年04月17日
ウイルスと戦い続けるヒヨドリバナの葉
このジェミニウイルスに感染したヒヨドリバナを詠んだ歌として知られるのは、孝謙天皇(在位:749~758)の「この里は継ぎて霜や置く夏の野にわが見し草はもみちたりけり」。「この里は、いつも霜が降りるのでしょうか?夏の野で私が見た草は色づいていました」とは、ジェミニ・ウイルスに感染している植物に関する世界最古のレポートと言われています。
この病気に感染すると、黄変した葉の光合成の効率が落ち、他の植物に埋もれて枯れてしまうことが多いようです。つまり、ジェミニウイルスは宿主を弱らせながらも千年以上も前から生き残っている怖ろしいウイルス。しかし、ヒヨドリバナだって、代を重ねて生き続けているのです。
新型コロナウイルス感染症を完全に終息させてしまうのは困難かも知れませんが、今は力を合わせて戦い続けるしかありません!
Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:57│Comments(0)
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