2020年04月02日
春の天竜川河原の自然⑭―ヒメカンスゲ
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは茶摘じゃないか
あかねだすきに菅(すげ)の笠
文部省唱歌『茶摘み』の1番の歌詞です。ここで歌われている「菅の笠」の材料となったのが、カヤツリグサ科スゲ属のスゲ。
その中でも、常緑で冬になっても枯れず、春一番に花を咲かせるのが「寒菅(カンスゲ)」ですが、そのカンスゲの1種で背の低いヒメカンスゲが白い花を咲かせていました。
コップを洗うブラシのようなボサボサ頭が雄花で、茎の下に出ている細い脛毛のようなのが雌花。ちなみに、令和2年(2020)の八十八夜は5月1日になります。