
瀧不動尊のお堂を格子戸から覗くと、中には仏具や幕などのあちこちに徳川家の三つ葉葵紋を見ることができます。二俣・諏訪神社の摂社のように立つ瀧不動尊は、やはり、徳川(岡崎)三郎信康の霊が祀られた廟が立つ清瀧寺の境内なのでしょうか?
小さな不動明王の脇には大黒様が祀られていましたが、はて、一見関係なさそうな、憤怒の相の不動明王とにこやかな大黒様との関係は?

清瀧寺は浄土宗。浄土宗からは離れますが、不動明王とは、大日如来が憤怒の相に化身した姿だと言われています。その不動明王が穏やかに変化した姿が大黒天。「大日如来→不動明王→大黒天」と言われているようです。
そう考えてみれば、瀧不動尊のお堂の中に大黒様が祀られていても当たり前。すぐ隣りには、大黒天神殿も鎮座しています。