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2021年01月11日

秋野不矩美術館の「木使い」拝見!④―山小屋のようなベランダ

ベランダ 山小屋のようなベランダと室内との境は、ガラス入りの2枚引き戸。扉の枠とガラスの桟は、削り痕の残る木製です。

ベランダ ベランダの柵には金属も使われてはいるのですが、すべて木の柱や板で覆われていますので、ベランダから見える自然風景のフレームとしては申し分ありません。

ガラスの入った扉 秋野不矩美術館で使われいる木材などの自然素材には、あまり手を加えられていないように見えますが、決してそうではないみたい。木であれば、出来る限り山で育っていた頃の面影を残すため、積極的に1歩手前で踏み止まっているのでしょう。

 そうすることが人間の感性を自然に近づけ、秋野不矩の世界を奥深くまで味わうために必要な環境である、と設計者の藤森照信氏は考えたのでしょう。

 *コロナ自粛の昨今、ブログ記事の取材もままならない日々が続いています。記事は、私が書いていたNPO「天竜川・杣人の会」のブログ「出かけよう!北遠へ ふるさと散歩道」に掲載したもの。同ブログは終了しましたが、過去記事を再掲載させていただきました。



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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:19│Comments(0)木を使おう!
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秋野不矩美術館の「木使い」拝見!④―山小屋のようなベランダ
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