2018年09月10日
旧「袋井運送会社」のイメージを残した「駿河銀行袋井支店」
このビルは昭和63年(1988)の駅前拡張に伴って移動し、古いビルのデザインを残して再建されたもの。元々のビルは、大正7年(1918)に袋井運送会社(のちに日本通運)の社屋として地元袋井の清水義直によって建築され、左官として工事に参加したのは浜松の松浦勝蔵。同じ袋井の可睡斎にある護国塔建設にも参加した職人です。
当時の日本人の目には最先端の西洋建築と映ったのかも知れませんが、欧米においては復古調の歴史主義建築だったのです。