2017年11月29日
紅葉の鳥羽山公園を散策②―土塁と暗渠
鳥羽山城の本丸は、ぐるりと土塁で取り巻かれています。土塁の上には塀や柵などが築かれ、敵の侵入を防ぐ防御の壁。土塁の盛土を築くための明らかな堀切が見られないのは、江戸時代の改修によるのかも知れません。
土塁で囲まれた本丸に雨や生活水が溜まると、その排出には汲み取りの作業が必要になります。それをさけるために造られたと思われる暗渠の口が、大手門と東門のそばに残っています。
現代の生活では、台所や風呂、トイレの排水、雨どいで集められた雨水などは、敷地内に設けられた下水パイプを通り、気づかぬうちに下水道へと流れています。ところが、少し前までの家では、排水は汲み取り、雨水は敷地内に浸み込むのを待つのが当たり前でした。
土塁で囲まれた本丸に雨や生活水が溜まると、その排出には汲み取りの作業が必要になります。それをさけるために造られたと思われる暗渠の口が、大手門と東門のそばに残っています。
現代の生活では、台所や風呂、トイレの排水、雨どいで集められた雨水などは、敷地内に設けられた下水パイプを通り、気づかぬうちに下水道へと流れています。ところが、少し前までの家では、排水は汲み取り、雨水は敷地内に浸み込むのを待つのが当たり前でした。