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2017年06月06日

旧近江屋呉服店にあった高林與三郎作「粟穂に鶉」

高林與三郎作「粟穂に鶉」 「見付の魅力を知ろう!ぶらり地域遺産を訪ねて」(磐田ユネスコ協会青年部主催)のお手伝いで訪れた旧近江屋呉服店で、諏訪の宮大工、立川流の好んだ意匠である「粟穂に鶉(うずら)」の彫刻欄間に目が止まりました。

「彫刻 高林與三郎」の文字 もしかしたら、淡海国玉神社拝殿を建てた立川和四郎昌敬の作でしょうか?

高林與三郎が籠彫の手法で彫った二府連屋台の「獅子の鞠遊び」の鬼板 裏返すと、そこに作者の名が刻んでありました。「彫刻 髙林與三郎」と読めます。高林與三郎は、明治期に磐田に住んでいた彫師。二俣まつりで曳き回される二府連の屋台にも、高林與三郎が籠彫の手法で彫った「獅子の鞠遊び」の鬼板があったことを思い出しました。

 それにしても、五穀豊穣と子孫繁栄の願いを込めて彫られた「粟穂に鶉」には、諏訪立川流の影響があったには違いないと思います。





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Posted by みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚・斉藤さん at 05:37│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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