春の陽射しの秋葉山に登る⑲―フイリフモトスミレ
秋葉山に登るのはハイキング程度と考えていたこともありましたが、歩き慣れていない人に軽く考え過ぎてもらっては困ります。私自身も、今では低山登山と考えるようになっています。秋葉寺、三の鳥居跡を過ぎ、表参道の真ん中にそそり立つ「天狗杉」を過ぎれば、残りはあとわずか。
しかし、ここで私の足を止めてのは、日溜まりで咲いていたフイリフモトスミレ。白みがかった葉脈が浮かんでいる青みがかった緑色の葉が特徴です。
秋葉山以外で見かけることがない珍しいスミレと言うわけではありません。決して特別なスミレではなくても、この日、山頂まであと少しで見かけたフイリフモトスミレは、私の足取りを少し軽やかにしてくれました。
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