中山道・木曽福島宿を歩く㉒―漆喰の袖うだつ
木曽福島の「上の段」には、江戸時代、明治時代の宿場町を彷彿させる町並みが残されています。屋根などは昔のものとは違うようですが、白い漆喰壁は印象的。
さらに、火災の延焼避けに造られた袖壁、袖うだつも、今や往時を感じさせる装飾として、「上の段」の歴史的な雰囲気を醸し出しています。
私がこれまでに歩いた中山道の木曽路は、妻籠、馬籠、奈良井など。島崎藤村は『夜明け前』の書き出しで「木曽路はすべて山の中である」としましたが、これは、宿場と宿場の間のこと。
・・・とは言え、山間の宿場町には、東海道の宿場町とは違う独特な雰囲気が感じられます。
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