中山道・木曽福島宿を歩く⑯―「木曽踊発祥之地」の碑と山頭火の句碑
興禅寺の境内には「木曽踊発祥之地」と刻まれた碑が建てられていました。
「木曽踊」とは、日本人なら誰もが知っている「♪木曽のナア~なかのりさん 木曽のおんたけナンチャラホ~イ 夏でも寒いヨイヨイヨイ」の木曽節に併せた踊り。木曽義仲を追悼して踊られた武者踊りが「木曽踊」の起源とされ、木曽義仲の墓がある興禅寺に「木曽踊発祥之地」が建てられたということ。
また、境内には「たまたま 詣でて木曽は 花まつり 山頭火」と刻まれた句碑も。これは、種田山頭火が昭和14年(1939)5月に木曽福島を訪れた時に詠まれた句。
そして、木曽義仲の墓の前にも「さくら ちりをへたる ところ 旭将軍の 墓」の句碑も建てられ、「旭将軍」とはもろん木曽義仲のこと。これも山頭火の句でした。
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