冬の八丁坂を登る⑰―廃屋

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2021年02月14日 04:30

 出来る限り登りとは別の道を歩くことにし、旧道を歩いた箇所は車道を、車道を歩いた箇所は旧道を。舟戸商店街に近づくと、思いがけなく数棟の廃屋を見かけることになりました。

 急傾斜の斜面を削って狭い平場を造り、敷地ギリギリに建てられた家。周囲に茂る杉を見ると、人が住まなくなって数十年が経過しているものと思われます。ただ、こんな場所では住むのはもちろん、解体撤去も簡単ではありません。

 この廃屋風景こそが、西渡の歴史の繁栄。物流の中継点、鉱山で栄えた山間の集落は、今や過疎化が進む限界集落に。これは、西渡に限ったことではありません。10年後、20年後の北遠は、どうなってしまうのでしょうか?

 【関連記事】冬の八丁坂を登る①―西渡駅
 【関連記事】冬の八丁坂を登る②―舟戸商店街
 【関連記事】冬の八丁坂を登る③―西渡郵便局の風景印
 【関連記事】冬の八丁坂を登る④―崖家造りの家
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑤―「山姥の像」と農協マーク
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑥―津島神社
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑦―山姥神社
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑧―地滑り防止壁
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑨―稲荷神社と旧道
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑩―貴船神社
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑪―荷継ぎ場跡
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑫―山香小跡
 
【関連記事】冬の八丁坂を登る⑬―明光寺
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑭―戦争の残影
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑮―「お犬様」
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑯―「浅間大明神 山姥大権現」の石塔
 【関連記事】冬の八丁坂を登る⑱―古い絵葉書「西渡全景」

 【関連記事】八丁坂を登る①―西渡、舟戸とは?
 【関連記事】八丁坂を登る②―山姥神社
 【関連記事】八丁坂を登る③―戸口橋を見下ろす
 【関連記事】八丁坂を登る④―旧山香中跡と旧山香小跡
 【関連記事】八丁坂を登る⑤―急坂が続く旧道
 【関連記事】八丁坂を登る⑥―神号を刻んだ道標
 【関連記事】八丁坂を登る⑦―水の神を祀る貴船神社
 【関連記事】八丁坂を登る⑧―貴船神社の忠魂碑
 【関連記事】八丁坂を登る⑨―稲荷神社
 【関連記事】八丁坂を登る⑩―庚申塔
 【関連記事】八丁坂を登る⑪―茶園風景
 【関連記事】八丁坂を登る⑫―荷継ぎ場
 【関連記事】八丁坂を登る⑬―明光寺境内に建てられた「じん肺物故者慰霊碑」
 【関連記事】八丁坂を登る⑭―「子生石」を訪ねる
 【関連記事】八丁坂を登る⑮―お犬様

 【関連記事】川の港町、往時しのぶ 背負子姿の女性行列
 【関連記事】伝統「浜背負い」再現 もんぺ姿の女衆練り歩く 浜松
 【関連記事】浜松・佐久間の伝統芸能 区切りの秋
 【関連記事】浜の伝統、背負い納め 浜松・佐久間
 【関連記事】浜松・天竜区「浜背負い祭り」、歴史刻む 見物客見納め

 【関連記事】第12回浜背負い祭り①―浜背負い時代行列


関連記事