冬の八丁坂を登る⑤―「山姥の像」と農協マーク
明光寺峠への上り口には「やまんばの郷 山香」の看板が建てられ、かつての塩の道がマップの中に描かれています。そして、その隣りには山姥(やまんば)の木像が。諸説ありますが、あの恐ろしい山姥は3人の子供を産んで育てたとされ、佐久間町山香区では山姥は山の神として大切にされているようです。
かつて農協があったこの場所で、懐かしい農協マークを見ることができます。麦の穂をデザインした「協」のマークが使われたのは、戦後まもない昭和23年(1948)から。農協からJAと名前を変えたのは平成4年(1992)です。
ペンキがかなり薄くなり、波トタンの壁にはツタが蔓延っていますので、農協マークが見られるのは冬の間だけかも知れません。
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