ギフチョウと会いに春の枯山へ⑦―アセビ、アブラチャンとミツマタ
私が毎年、枯山のギフチョウ発生の指標の1つと考えているのはアセビの花。常緑の緑色の葉に真っ白な釣鐘型の花。アセビの花が開花する頃になると、ギフチョウが姿を見せますので、おそらく、アセビとギフチョウとは「春」の到来を同じ感覚で感じているのだろうと思います。
アブラチャンはクロモジと同じクスノキ科クロモジ属。枯山では、アブラチャンも花を開き始めていました。
そして、枯山へとアクセスする道の途中では、ジンチョウゲ科のミツマタも咲いていました。ミツマタは、コウゾやガンピなどと同じように、和紙の原料として植えられたもの。杉やヒノキなどに覆われた日陰の場所でも、逞しく育ち、明るい花を咲かせていました。
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