2024年01月14日

旧金指街道を歩く②―「石岡」の地名由来

「石岡」のバス停 さて、ここは「石岡」のバス停付近。浜松市浜名区細江町三和石岡。細江町で生まれ育った私にとって、決して遠い地域ではないのですが、普段は車で通り過ぎるだけ。実際に歩いてみたのはこれが初めてです。

「貳里十九町」の里程石が建てられていた岩山 ちょっと驚いたのは、「貳里十九町」の里程石が建てられていた場所。天竜浜名湖鉄道の線路の北側にあり、突然、大きな石が積み重なり、小さな岩山のようになった場所。石の種類はチャートだと思いました。

地質図 帰宅後に地質図で確認してみたところ、この辺りには青色の「Cx」があり、「Cx」とは、「メランジ(玄武岩・石灰岩・チャートの岩塊を伴う)泥岩及び砂岩」。そして、「g」(玄武岩溶岩及び火山性砕屑岩)も。岩石には、斜めの層も見えましたので、ググっと隆起したのは間違いありません。

岩山 そこで、気になったのは、「石岡」の地名との関係。「角川日本地名大辞典22静岡県」によれば「突出している奇岩によるものか(静岡県引佐郡誌)」とありましたので、この岩山も地名の由来と関係のある地形と考えられます。

 それにしても、この岩山に大きな木が生えていることも驚きでした。



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