2022年12月16日
第2回「秋葉山参拝ハイキング」⑫―子安地蔵
二の鳥居跡からさらに前に進むと、2体の石仏が並ぶ「子安地蔵」が祀られています。元々は山頂近くにあったものが、明治の廃仏毀釈によって山頂にあった寺の本尊が可睡斎に移されたことをきかっけに、子安地蔵もここに下されたとのこと。地蔵の前には穴が開けられた柄杓が供えられています。
この柄杓は、穴が開いていることで、掬った水がするりと抜けることから、安産を願って供えられたもの。金属の柄杓だけでなく、新しいプラスチック製の柄杓などが供えられ、安産を願う子持ちは今も昔も変わらないようです。
ただ、子安地蔵とは安産を願うだけの石仏ではなく、この世に生を受けることができなかった水子の霊を弔う意味も込めて祀られたもの。子は産まれて当然、すくすく育って当たり前の考えでは、子安地蔵の本来の意味が失われているのではないでしょうか?
この柄杓は、穴が開いていることで、掬った水がするりと抜けることから、安産を願って供えられたもの。金属の柄杓だけでなく、新しいプラスチック製の柄杓などが供えられ、安産を願う子持ちは今も昔も変わらないようです。
ただ、子安地蔵とは安産を願うだけの石仏ではなく、この世に生を受けることができなかった水子の霊を弔う意味も込めて祀られたもの。子は産まれて当然、すくすく育って当たり前の考えでは、子安地蔵の本来の意味が失われているのではないでしょうか?