2019年06月25日
北遠の隧道を訪ねて①―布滝隧道

まず、「隧道」は中国での呼称と同じ字を当て、正しくは「ずいどう」と読むのではなく「すいどう」と読むのだそうですが・・・。国土交通省道路局の回答によれば、「トンネルと隧道(ずいどう)の呼称については、名称の違いのみで特に違いはありません」となっていますが、ここでは「随道」の字が使われています。つまり、「隧道」では「ずいどう」と読めず、ついつい「随道」やら「隋道」と表記してしまう間違いもあるということですね。
北遠で「隧道」の名前が残るトンネルは、水窪の「布滝隧道」、春野の「小石間隧道」「周智隧道」、熊から佐久間に抜ける「大地野隧道」、佐久間の「岩井戸隧道」、龍山の「扇岩隧道」などがあります。

山を掘ったと言うよりも、大岩をくり貫いた感じ。短くても、「隧道」の雰囲気たっぷりです。