2019年07月01日
北遠の洞門を訪ねて①―ほき洞門

「洞」を辞書で調べると「うつろ、うろ」などと読ませ、「中がからになっていること。あるいは、そのようなもの。樹木にできた空洞。ほら穴」などの意味になっています。「大洞峡(おおぼらきょう)」の「洞(ほら)」もこの字。「洞門(どうもん)」となると、つまり「トンネル」のことらしいですが・・・。
菊池寛の「恩讐の彼方に」で有名な大分県の「青の洞門」。箱根駅伝の名所「函嶺(かんれい)洞門」。その共通点は、「明り取り」です。ともに、がけ崩れの危険箇所に作られたトンネルで、崩れた土砂の下敷きにならないように庇屋根を付けた構造の建造物になっていますので、岩場の反対側には「明り取り」が付けられています。
どうやら、「トンネル」と「洞門」の違いは、この「明り取り」の有無のようです。佐久間から中部(なかべ)に向う途中に「ほき洞門」がありますが、写真のような「明り取り」が付いています。
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