2019年04月27日
造船会社が造った「雲名橋」
国道152号を北へ向かい、秋葉神社上社、天竜スーパー林道へと右折して渡る下路式トラスドランガーの赤い橋が「雲名(うんな)橋」。銘板には「1987年8月」とありましたので、竣工したのは昭和62年。建設工事には複数の企業が関わっていたようですが、その中、大きな弧を描く鋼材部分の工事に「三井造船株式会社」の名前があるのに気づきました。
実は、三井造船に限らず、造船会社が鋼橋を造るのは珍しいことではありません。橋を造ると言うよりも、コンクリートの中に埋め込まれる鉄筋や鉄骨ではなく、鋼橋や鉄塔などのように鋼材が露出した鋼構造物と言った方が良いかも知れません。
海や川に浮かぶ船を製造することにより進化を遂げた造船会社の鋼材製造技術は、雨に晒され、水に洗われる鋼橋には欠かせないのです。
振り返ってみれば、木橋に生かされたのは船大工の技術でしたので、その伝統が造船会社に今も息づいているのかも知れません。
実は、三井造船に限らず、造船会社が鋼橋を造るのは珍しいことではありません。橋を造ると言うよりも、コンクリートの中に埋め込まれる鉄筋や鉄骨ではなく、鋼橋や鉄塔などのように鋼材が露出した鋼構造物と言った方が良いかも知れません。
海や川に浮かぶ船を製造することにより進化を遂げた造船会社の鋼材製造技術は、雨に晒され、水に洗われる鋼橋には欠かせないのです。
振り返ってみれば、木橋に生かされたのは船大工の技術でしたので、その伝統が造船会社に今も息づいているのかも知れません。