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2019年04月02日

春風に吹かれて秋葉山ハイキング⑪―秋葉寺から葉神社上社へ

秋葉寺 江戸時代には山頂にお寺と神社とが神仏習合の「火防の神」として共存していた秋葉山ですが、明治以降は山頂には秋葉神社上社が、そして山頂の少し下に秋葉寺があります。秋葉山表参道は四季の自然を楽しんでいただけるハイキングコースとして人気が高いのですが、ここではちょっとだけ明治時代の神仏分離令について考えていただかなくてはなりません。

最後の急な坂 明治政府が神道の国教化政策を行うために発した太政官布告が、俗に言う神仏分離令。これによって、秋葉山にあった仏教的な要素は袋井の可睡斎へと移された後、秋葉山には新たに秋葉寺が建てられ、現在に至っています。

秋葉神社上社随身門 秋葉神社と秋葉寺は「火防」への信仰は同じではずですが、別々に「火まつり」が催され、残念ながら「火防」の祈りを共有しているとは思えません。果たして、このままでよいのでしょうか?

 三尺防秋葉寺を過ぎ、最後の坂を登り切り、秋葉神社上社随身門の前まで達する20分ほどの間、江戸時代の秋葉山を彷彿させる大杉を見上げ、そんな悲しい歴史についてちょっとだけ考えてみてください!

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