2019年03月31日
「戸口橋」の歴史を辿る①―赤いトラス橋
国道473号で西渡の「大井橋」を過ぎ左手を見ると、天竜川に架かる赤い橋が広域基幹林道佐久間線「戸口橋(とぐちばし)」です。西渡(にしど)郵便局の風景印にデザインされているのは大井橋ではなくて、このトラス橋のようです。
橋などでよく見かける、三角形を組み合わせたようなこんな構造を「トラス」と言います。つまり、四角形は力が加わるとひし形に歪みますが、三角形は変形しません。とても強い構造なのです。
橋などでよく見かける、三角形を組み合わせたようなこんな構造を「トラス」と言います。つまり、四角形は力が加わるとひし形に歪みますが、三角形は変形しません。とても強い構造なのです。
「戸口橋」を渡ってみました。振り向くと山にへばりつくような家々が・・・。あれが、久根鉱山で賑わった西渡の集落。大井橋が架けられているのは水窪川ですから、佐久間地区の天竜川に架かる橋は、下流から数えると「大輪橋」の次が「戸口橋」です。形が少し違いますが、ともに昭和45年竣工。アーチと「トラス」を組み合わせた下路曲弦ワーレントラス工法もよく似ています。