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› 子授け、安産祈願の「勝坂神楽」③―清水神社と「神の水」
2018年02月28日
子授け、安産祈願の「勝坂神楽」③―清水神社と「神の水」
勝坂神楽とは、浜松市天竜区春野町勝坂の清水(きよみず)神社と八幡神社の祭典。清水神社へと登る石段の脇に石が組まれ、差し込まれた竹筒から水が湧き出ています。
今から約四百二十年前、天正四年(一五七六年)、徳川家康は、犬居城主天野宮右衛門と戦いをいどみ、城は落ち、家康公は信州に向って此の地を通過したといわれる。その折、山中にて藤(蔦)をとっている女がいた。女は名を問はるゝので、お勝と答えれば、家康は、吉左右(めでたい)、吉左右と喜ばれて里への案内を命ぜられた。家里に案内された家康は、暑中のことにて咽喉が乾き水を求められた。お勝は、井戸より清水を汲み呈した。大層良き水と賞し、井戸を見たいとの仰せにて案内したれば、暫く井戸を見居られて次の歌を詠まれた。
よろこびし
よもやつきなん清水の
神のちかいに 七五三縄(しめなわ)の内
以来村人たちは、神の水と称し、命の水として毎日の暮しに欠くことのできない水として使はれてきた。今もこの神の水は、絶えることなく、私共の咽喉をうるおしている。(古文書より)
これが、清水神社の元となった「神の水」。軟らかくて美味しい湧水の後ろに、解説の看板が立っています。
勝坂神楽の若衆たちは、家康公ゆかりの「神の水」の脇の石段を登り、清水神社境内で「ほろ舞」「ぬさ舞」を奉納。石段を下り八幡神社へと向かいました。
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