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› 子授け、安産祈願の「勝坂神楽」①―男根登場!
2018年02月26日
子授け、安産祈願の「勝坂神楽」①―男根登場!
勝坂神楽は、約400年の伝統を持つ浜松市指定民俗文化財。私が出かけたのは7年前でしたが、ここに紹介することにします。勝坂神楽は清水神社と八幡神社の2つの神社の祭典として執り行われるもの。当時、双方の神社での「ほろ舞」「ぬさ舞」と渡御の「道中舞」に参加できるのは、女装をした男性のみでした。
女物の着物を着た一人立の獅子というのは、北遠の獅子舞に共通して見られる特徴。さらに、もう1つの特徴は、五穀豊穣、子孫繁栄のシンボルとして男根が登場することです。
1つは、真っ赤に塗られた大きなものですが、もう1つは列の最後尾の背に負われたもの。この2つの男根のほかにも、大杯を捧げた亀が獅子を先導しているのも、杯が女性器、亀面が男性器を表し、夫婦和合を願ってのものかも知れません。
元来、獅子神楽は、五穀豊穣、子孫繁栄を願って奉納されたものと思われます。そこから、子授け、安産へと発展し、大らかな男根登場へとつながっているような気がします。
八幡神社での神楽奉納の前には、「新婚さんはいませんか?」との呼び込みもあり、手を挙げた人は拝殿に上がり祈祷を受けることができました。「子どもが欲しい人は、これを撫ぜるとご利益があるよ」との掛け声も。
季節は秋―牡丹柄の着物は季節外れのような気がします。その理由は分からないそうですが、大正12年(1923)まで気田に工場を構えていた王子製紙から寄贈されたものとのことです。
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