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2017年12月10日

遠州の山に植林をした粟野林太夫⑥―大久保村の古絵図

 磐田市の資料室に、「宝暦十二年(1762)三月」に作成された大久保村の古絵図がありました。下の写真が、その絵図の写しです。
大久保村の古絵図


大久保村の古絵図 現在の国有林に当たる御林(おはやし)に植林をしたので、その旨を「大久保村名主 源ヱ門」らが中泉の代官所に報告した資料のようです。

大久保村の古絵図 あちらこちらに松の枝のような肌色の印と「○○○御林」の文字が見えます。この点在している「御林」の文字が記されている箇所が、植林をされた場所。つまりは、当時の公共事業の完了報告書のようなものでしょうか?

大久保村の古絵図 絵図の製作年は、林太夫による植林後150年ほどが過ぎていますが、これが、誰もが知っている金原明善翁の造林以前に、磐田原台地では粟野林太夫による植林がなされたという証拠です。



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Posted by AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん at 05:05│Comments(0)歴史・産業遺産・寺社・文化財
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