2017年09月11日
茅葺屋根の本興寺を訪ねる⑤―客殿と鐘楼
現在の本興寺客殿が再建されたのは安永2年(1773)。天文21年(1552)築とされる本堂から220年ほど遅れて建てられています。客殿は「桁行十間・梁間八間」とのことですから、「桁行五間・梁間五間」の本殿よりはかなり大きく、外観はよく似て見えますが、建物の特徴はかなり違っているようです。
広い客殿には、明治8年(1875)に鷲津学校の校舎として利用された歴史もあります。
古い絵葉書「本興寺 客殿」で確認すると、かつては茅葺だったことが分かります。現在の銅板葺に改修されたのは平成24年(2012)のこと。前面には、本堂の同じように桟瓦葺の向拝が付けられています。
本興寺客殿は湖西市指定有形文化財。鐘楼も同じく市指定有形文化財ですが、延宝2年(1674)建立とのことですから、客殿よりも古い入母屋造。
こちらも古い絵葉書に「本興寺 鐘楼」として、美しい姿を留めています。鐘楼が金属供出の憂き目に遭わずに済んだのは、文化財的な価値が評価されたからでしょうか?
古い絵葉書「本興寺 客殿」で確認すると、かつては茅葺だったことが分かります。現在の銅板葺に改修されたのは平成24年(2012)のこと。前面には、本堂の同じように桟瓦葺の向拝が付けられています。
本興寺客殿は湖西市指定有形文化財。鐘楼も同じく市指定有形文化財ですが、延宝2年(1674)建立とのことですから、客殿よりも古い入母屋造。
こちらも古い絵葉書に「本興寺 鐘楼」として、美しい姿を留めています。鐘楼が金属供出の憂き目に遭わずに済んだのは、文化財的な価値が評価されたからでしょうか?