三ヶ日から嵩山へ「姫街道」を歩く⑫―赤石チャート
「姫街道」の本坂道―「本坂」の名前の由来は「本格的な坂」ではなく、「三河の宝飯郡を古く穂の国といったことから、穂の国に至る坂に意で穂ノ坂が本坂に転じたとも」(「角川日本地名大辞典22静岡県」)とされ、前回紹介したように自然石を敷き詰めて舗装した石畳が続いています。
石畳に使われている石の多くはチャートだろうと思いましたが、峠が近づく辺りで赤石チャートが混じっていました。辺りは決して明るい道ではありません。そんな中でも木漏れ日に輝く赤い石はよく目立ち、この道を歩いた昔の人たちも気づいたはず。
赤い石が現れたら、その先は赤いツバキの花が咲く道。さあ、先へと進みましょう!
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