花吹雪舞う小國神社の自然⑪―スルガテンナンショウとヤブレガサ
ヘビコンニャク(蛇蒟蒻)と呼ばれている不思議な形をした植物は、スルガテンナンショウ(天南星)。「天南星」とは、中国で夜空に広がる星のことを意味し、花ではなく葉が広がる形を星空に見立てた名前とか、白く丸い塊根が南極老人星(カノープス)のようだとか、赤い実が南天の実のようだとか。決して見た目が可愛らしい花とは言えません。
葉が広がる形なら、ヤブレガサも負けてはいません。それでも、「破れ傘」の名は可哀そう。まるで「役立たず」と呼ばれているようです。
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