「しんしろまちなか」寺社巡り⑬―永住寺
新城市の「まちなか」には、とにかく寺がたくさんあります。しかも、1つ1つの寺に、長篠・設楽原の戦いや新城城にまつわるそれぞれの歴史があり、寺を巡るだけでも、日本の歴史を学ぶことができます。
永住寺は曹洞宗の寺。先ずは「永住寺門前のクロマツ」は天然記念物であり、「新城設楽の巨木・名木」にも指定。その奥に山門があり、そこから参道が続いています。
山門の手前に建てられているのが「太田白雪句碑」。刻まれている句は「山雀(やまがら)の 胡桃(くるみ)まはさん 雪の宿」。太田白雪は松尾芭蕉の門人。「
『しんしろまちなか』寺社巡り⑥」で紹介したように、庚申寺に建てられている「芭蕉句碑」を建てたのも太田白雪。そして、この俳句を刻んだ石柱は、旧新城町役場の門柱を再利用したものとのこと。
広い境内にある「永住寺本堂・開山堂及び位牌堂・庫裡及び書院・禅堂・衆寮・経蔵」は、すべて国の「登録有形文化財」。
そして、隣接する墓地にも太田白雪の句碑が。「安心は 病が上の 極暑かな」は、太田白雪の辞世の句だそうです。
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