自然と歴史の中を歩く！

　秋葉寺を過ぎ、山頂に鎮座する秋葉神社上社に至る途中には、参道を塞ぐように育っている大杉があります。幹の途中から太い枝が上に向かって曲がるように伸びている様子が天狗の鼻のように見えることから、私が名付けた名は「天狗杉」。私たちAKG（秋葉観光ガイド）」（当時の名は「秋葉極参会」）が作ったガイドブック「秋葉山表参道を歩く」の表紙を飾った表参道のシンボルツリーです。

　表紙の写真では、一緒に登った小学生が仲良く手をつないで取り囲んでいます。そして、今回、一緒に秋葉山に登ったボランティアの中学生たちもその写真をまねて手をつなぎ･･･

　あの写真を撮ってから、もう11年以上が過ぎています。「天狗杉」はまだ当時のままですが、あの時の子たちはもう大人。太い幹に耳を寄せると、「天狗杉」も懐かしがっているようなつぶやきが聞こえました。