2019年05月25日

大平城址を訪ねる①―ウツボグサ

浜松市教育委員会の解説看板 5月22日、「渋川つつじ公園」に出かける途中、大平(おいだいら)城址で車を止めました。

 大平城は、浜松市浜北区大平にあった尾根式複郭型山城。新東名高速道路浜松SAのすぐ北にあります。市指定史跡の看板によれば・・・

五体力神社 今から約六〇〇年前の南北朝時代、御醍醐天皇の皇子、宗良親王(むねよししんのう)は井伊氏の助力を得て遠江にいましたが、暦応三年(一三四〇年)正月に三嶽(みたけ)城が足利勢に攻められ落城したため、この城に入りました。しかしこの城も高師泰(こうのもろやす)、仁木義長(にきよしなが)らに攻められ八月に落城し親王は信濃へ落ちのびたと伝えられています。(浜松市教育委員会)

ウツボグサ 大平城址へは、長い石段を登り新緑に覆われた五体力神社の境内奥の道を辿ります。本曲輪の四方に曲輪を排した山城の配置図はよく分かりました。

 石段の下には、弓矢を入れる靫(うつぼ)に似たウツボグサの花が咲いていました。何となく、山城にふさわしい花だとは思いませんか?




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