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2019年06月04日

東海道本線の大井川橋梁①―16連下路曲弦プラットトラス橋

東海道本線の大井川橋梁 大井川の蓬莱橋を渡った5月12日、1つ上流に架けられているJR東海道本線の大井川橋梁にも立ち寄ってみました。大井川橋梁は上下線ともに16連の下路曲弦プラットトラス橋。つまり、単線の橋梁が2本並んでいます。

 だったら同時期に架橋されたと思ってしまいがちですが、実際には天竜川橋梁と同じように、上下線で架設時期が異なります。

東海道本線の大井川橋梁 下流側に架けられた下り線の橋梁は大正4年(1915)、上り線は昭和34年(1959)の竣工となっていますが、橋脚はそれぞれ明治21年(1888)と東海道本線が複線化された同44年(1911)の建設です。

 複線化前の大井川橋梁は平行弦トラス橋だったとのこと。橋梁は新しくされましたが、下り線の橋脚は、明治21年(1888)に建設されたものがそのまま使われているようです。

古い絵葉書「(金谷名所)大井川鐵橋」 磐田市見付の佐口行正さんが収集した古い絵葉書の中に「(金谷名所)大井川鐵橋」と題した1枚がありました。

 写真に写された橋梁は下路曲弦プラットトラス橋。2本並んでいるのが見えますから、東海道本線が複線化された明治44年(1911)以降に撮影された写真です。



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