秋葉街道「大野宿」を歩く⑤―琴秋神社
大野の菅原神社の境内は狭いのですが、右奥の1段高い場所には琴秋神社が祀られています。琴平社は、水神の金刀比羅(琴平)社と火防の秋葉社を合祀した神社のようです。
琴秋神社の向かって右端は急崖で、背後にも大きな岩が迫るギリギリの場所。社殿の前に建てられている燈籠には「奉献秋葉山」と刻まれています。
奉納されたのは「宝暦八寅十一月日」。西暦で言えば1758年。この燈籠が琴秋神社の創建と同時だったとすれば、菅原神社の創建は慶安年中(1648~51)とされていますので、約100年後のこと。鳳来寺から秋葉山へと向かう参拝客が増え、大野宿も賑わった時代の建立です。
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