鶴ヶ池に春が来た!⑦―ムラサキサギゴケとタネツケバナ
見た目、花はトキワハゼにそっくり。でも、これはムラサキサギゴケ。ムラサキサギゴケを漢字で書くと「紫鷺苔」。花の色が「紫」なのは分かりますが、「鷺」に似ているとは思えません。鶴ヶ池にいるサギたちに聞いても、「似てないよ!」と言うに決まっています。まるで「詐欺」に遭ったみたい。
タネツケバナは、見た目のとおりアブラナ科の植物。タネツケバナを漢字で書くと「種漬け花」。イネの種籾を水につけて苗代作りの準備をする頃に花を咲かせることから名付けられたとのこと。こんなことだって、水田雑草としての大切な役割。農業は、周囲の自然と教え合い、助け合ってこその生業なんです。
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