2019年01月09日
小正月の南野田を訪ねる②―南野田の「畑締め」

県道沿いとは言いながら、中島さんの家は斜面に広がる茶園の上。車は下に止めましたので、「道具の歳取り」を見せていただくため、茶園の間の道を歩いて登りました。

「畑締め」は畑の神に感謝し、五穀豊穣を願う小正月の行事。かつての暮らしの中では、山には山の神、田には田の神、畑には畑の神がいたのです。
「私らが子どもだった頃、学校では石板に石墨で字を書いていたくらいに白い紙は貴重品。畑締めの紙をいただき、学校で使ったね。こんなに白い紙じゃなく、茶色がかった藁半紙みたいな紙だったけど」。