2018年06月05日
梅雨時の「あいづき昆虫館」④―ヒメウラナミジャノメ
蝶の中には「蛇の目(ジャノメ)」と呼ばれる仲間がいます。「蛇の目」とは読んで字の如し、ヘビの目に似た模様のこと。蛇の目傘と呼ばれる和傘は同心円状に筋模様が描かれ、開いた時に「蛇の目」のように見えることから。
そんな蛇の目模様(眼状紋)が入った翅を持っているのがジャノメチョウの仲間。写真には蛇の目模様の翅裏を見せるヒメウラナミジャノメが写っていますが、翅表にも蛇の目模様があります。
ジャノメチョウの仲間の蛇の目模様は、天敵の鳥を脅すためとの説があります。鳥よけの目玉風船と同じ理屈ですが、こんなに小さな蛇の目模様が鳥に見えているのでしょうか?