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2018年06月15日

北遠にあった発電所②―「奥山電灯」跡

「奥山電灯」発電所跡 さて、その「奥山電灯」とは、一体どこにあったのでしょうか?

 地頭方の河内川を少し遡った辺りに、現在では納屋として使われている木造の建屋が見えます。実は、これが「奥山電灯」の発電所跡。取水はさらに上流で行われ、水路と水圧鉄管を通して発電所まで送り、落差を利用しての水車式発電が行われていたようです。

 建屋の側面上部には、電線の引き出し口と思われる5つの穴があり、道路の反対側には、水圧鉄管を支えていたと思われるコンクリート製の脚が残っています。

水圧鉄管を支えた脚 大正7年(1918)~昭和27年(1952)の間、水窪に電気を送り続けた発電所の建屋の小さなこと。当時の発電施設と比べて考えてみると、現在のダム式発電や火力、原子力の発電施設の巨大さが異様に感じてしまいます。

 私たちは、いつからこんなに電気を必要としてしまったのでしょうか?



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