2018年03月06日
金原明善翁生家を訪ねて③―屋根裏の小屋組みとヨキ痕
そして、建築当時の茅葺き屋根から現在のような瓦葺きに改修され、西側と北側の離れの座敷が造られたのもその時とのことですから、掛塚の大工・鈴木傳重郎が腕を振るったのは、おそらくその時のこと。
そして、木材の表面に残る刃物の痕は、手斧よりも大きく、「ヨキ(斧)痕ではないか」と言うのが金原理事長の解説。
築150年を超える木造住宅でも、良材を使って造り、管理と改修とを徹底すれば、安全に長持ちさせることができることを、金原明善翁生家が証明しています。