春の嵐吹く青谷を歩く⑥―タチツボスミレとジロボウエンゴサク
3月16日に「
北遠の太郎坊と次郎坊」の記事をUPしたばかりでしたが、青谷でも太郎坊=タチツボスミレ(右の写真)と次郎坊=ジロボウエンゴサク(左下の写真)と出会いましたので、「またか!?」と言われるかも知れませんが、紹介させていただきます。
スミレの名前の由来は、花の形が大工が使う墨斗(すみいれ)に似ているところから「スミイレ⇒スミレ」。「坪」は道端や庭の意味で、確かに青谷でも道の脇の見つけにくいところでひっそりと咲いていました。
そんなスミレを伊勢地方では「太郎坊」と呼び、スミレが長男ならジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は次男。エンゴサク(延胡索)は薬草としての呼び名。長男と次男と言っても、タチツボスミレはスミレ科でジロボウエンゴサクはケシ科。タチツボスミレとジロボウエンゴサクとの間には、まったく兄弟関係はありません!
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