「防災フェア in 掛塚」③―トイレトラック
「防災フェア in 掛塚」にやって来たトイレトラックは、「能登半島地震」の際、実際に石川県穴水町へと派遣されたもの。「どうして、トイレが必要なのか?」と考える人もいるかも知れませんが、災害関連死を防ぐためにトイレは重要。停電、断水、給排水管の損傷などの理由で、いつも使っている水洗トイレが使用できなくなることは、実際に起こり得ることなのです。
だったら、仮設トイレを使えばいいと思われる人もいるかも知れませんが、交通渋滞や道路の寸断などにより、仮設トイレを運ぶトラック等が被災地に到着するまで時間がかかります。そして、仮設トイレの使用可能回数にも限りがあり、長期の避難が続けば、携帯トイレや簡易トイレも不足。
その点、トイレトラックのタンクには700リットルの水が入り、約1000回の使用可能。もちろん、男女は別で、垂直昇降機がありますので、車椅子の利用者も利用が可能。これが、令和2年(2020)に磐田市が購入したトイレトラックです。
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