天竜川の「龍」⑧―豆こぼしトンネル
天竜川を遡り、天竜区佐久間町へと向かい、国道473号「豆こぼしトンネル」を抜けて振り返ると、トンネル北口には龍のレリーフがありました。
「豆こぼしトンネル」の南口は、「豆こぼし」の由来となった天竜川の急流を下る筏のレリーフ。北口を抜けた時、また北口から入る時には、ちょっとだけ見上げてみてください。この龍は、天竜川そのもの。
伐り出した木材を流したり、鉱山から産出した銅鉱石を運んだり、地域にとって欠かせない物流を支えた天竜川ですが、あばれ出したら手が付けられません。流域の住民にとって、天竜川はまさに「龍」だったのです。
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