晩秋の富幕山を歩く④―リュウノウギクとシブカワシロギク
花はノコンギクとよく似ていますが、リュウノウギクの葉には大きな波状の鋸歯があり、園芸品種の菊の葉に似ています。リュウノウギクを漢字で書くと「竜脳菊」。名前に「竜」と付けられていますので、辰年の来年(2024)に向けて、縁起の好い花と考えることもできます。
舌状花が歯抜けのように、まばらに咲いていたのはシブカワシロギクです。浜松市北区引佐町渋川付近の蛇紋岩地帯にだけ分布するサワシロギクの変種。口を開けば、私の歯だってよく似た状態。ブリッジ治療で見た目は歯抜けではありませんが、実はシブカワシロギク状態なのです。
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