天竜川河川敷に咲く初夏の花⑨―ミヤコグサとムシクサ
海外からやって来た外来種ばかりが目立つ天竜川河川敷ですが、黄色い花が目立つマメ科のミヤコグサは在来種。日本海沿岸では外来種のセイヨウミヤコグサも多く見られるようですが、花の数が1つの花茎に3輪程度ですので、ミヤコグサと判断しました。
葉の付け根に小さな白い花を咲かせていたのは、オオバコ科クワガタソウ属のムシクサ(虫草)。小さな花だから「虫」と名付けられたわけではなく、実にゾウムシの仲間が虫こぶを作ることが多いので虫草(ムシクサ)。
元を辿れば、どこからやって来たのかは不明ですが、ムシクサも分かる限りでは在来種。所詮、私たちの祖先だって、どこから来たのかは分かりませんからね。
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