「初夏の陽気」の青谷を歩く⑦―ジロボウエンゴサクとタチツボスミレ
今回紹介するのは、「次郎坊」のジロボウエンゴサク(右の写真)と「太郎坊」のタチツボスミレ(左下の写真)。「太郎坊」を先に紹介した方が知ったかぶりの解説ができたのかも知れませんが、出会ったのは「次郎坊」が先でしたので、順番通りに紹介します。
ジロボウエンゴサクはケシ科キケマン属。短い春の間だけ芽生えて花を咲かせ、夏から冬の間は地下茎で過ごす「スプリング・エフェメラル(春の儚いもの)」と呼ばれる植物の一種。「初夏の陽気」に誘われて、わずか数株でしたが花を咲かせていました。
「太郎坊」と呼ばれているのはスミレの仲間全般のようですので、タチツボスミレだけが「太郎坊」と言うわけではありませんが、ジロボウエンゴサクと一緒に紹介する以上は、「太郎坊」とするのがいいでしょう。
「次郎坊」と「太郎坊」、「太郎坊」と「次郎坊」が花を咲かせれば、青谷(あおや)の里山はすっかり「春」。・・・と言うよりも、もうすっかり「初夏の陽気」でしたけどね。
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