水音轟く阿蔵を歩く⑩―スイカズラとキツネアザミ
「どうする家康」―徳川家康が愛用したとされる薬味酒「忍冬酒」は、スイカズラ(忍冬)の花や蕾を味醂に漬け込んだ薬用酒。戦国時代に製造が始まり、400年の歴史を持つ浜松市特産のお酒です。
白く咲いたスイカズラの花は、次第に黄色に色を変え、受粉を手助けしてくれる昆虫たちに、花粉のあるなしを教えています。今はまだ、白と黄色とが混じっていましたので、まだまだ昆虫たちを迎えている状態です。
アザミに似ているのにアザミではないので「キツネアザミ」と名づけたのは、NHKの朝ドラ『らんまん』のモデルとなった牧野富太郎。ただし、キツネアザミに私たちを騙すつもりなど絶対にないと思います。
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